藪会は、特定非営利活動法人（ＮＰＯ法人）として法人化して以来17年目となり、全国の会員数は100余名となっております。法人化する以前から長年に亘り御指導、御協力をいただきました多くの皆様に感謝申し上げる次第です。
　藪会は、樹木の命を大切に思う人々の集団です。自然に学び、山林土壌に学び、樹木(植物)自身が持つ自然回復力に人間が如何に手助け出来るか、そしてどのような治療方法があるのだろうかといった自然回復力を研究のテーマにしております。
　藪会は前理事長の内田清市氏の下に集まり指導を受けて参りました。「親方、親方」と皆に慕われた内田前理事長は、長い実戦経験と一流の研究者から得た知識によって培われた確固たる信念に基づいて会員を指導して来られました。
「藪会の会員は自ら実践することが大切だ」と常々説かれ、会員は親方の言葉通り自ら実践することを重ね技術を磨いてきました。
　その内田親方が平成27年4月に逝去され、藪会としては大黒柱を失うこととなりました。
　親方の跡を受け、理事長を拝命していた私は、親方と共に築いた藪会の理念を守ると共に藪会の更なる発展の為に、そして治療技術の向上の為に会員諸氏と力を合わせて尽力していきたいと考えております。
　藪会方式樹勢回復の技術水準も向上しています。藪会に賛同する新しい会員が増えることを願っています。

理事長　青柳 義昭