都立代々木公園サイカチ - 1

2022年3月8日 代々木公園サイカチ樹勢回復状況

都立代々木公園サイカチ

▲2022年3月8日代々木公園サイカチ樹勢回復状況

事例紹介

現場名 都立代々木公園 サイカチ - 1
樹種名 サイカチ(丘の広場)
樹高   12.0m
幹周り  3.3m
枝張   10.0m
推定樹齢 250~300年
(2000年1月当時)
今までの治療他経歴 モルタルを塗布する方法で治療が行われたが、樹勢は衰退し、幹にはキノコが見られ枝にはコブ状の異常が多数見られた。
1回目、モルタル及び樹木内部の腐朽箇所を取り除き、その部分にキノネデールを充填し、不定根を発生させ、地中まで誘導する治療をした。
2回以後の治療は、被覆を外して検証後、キノネデールの補充等の作業をして、再度患部を被覆した。
枝数も葉数も増え、順調に回復に向っている。また、新たな不定根のの発生が見られ、伸長した不定根が地中まで達し、回まで達し、肥大が進んでいる。
前回の治療時よりさらに発達した不定根には、驚かされる。
翌年の平成24年に被害部の手当を行いそれをもって一旦治療終了となりました。今後も定期的に同様な作業を行い、経過を観察していきたいと思っています。
治療の実施 2022年3月08日(6回目)
2011年1月29日(5回目)
2009年1月26日(4回目)
2006年1月20日(3回目)
2002年1月22日(2回目)
2000年3月15日(1回目)

診断治療状況

2000年1月治療前。モルタルが塗布されている状態。

2000年1月。モルタルを除去している。

2000年1月。同じくモルタルを除去している。

2000年1月。モルタル及び不朽部の除去後。

2009年1月。発根状況。土壌改良及び保護材の効果により発根が促されいてる。

2011年1月。発根状況。発根が進み、カルスの発達も見られる。

2011年4月。看板の設置。